2022/08/10
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こんにちは! オオサカ堂です。
今日のテーマは、夏には特に欠かせない「日焼け止め」。最近「ノンケミカル」の日焼け止めってよく聞きませんか。
ノンケミカルって「自然由来っぽくて体によさそう!」という気がしますが、成分を見ても何がどう「ノンケミカル」なのか不明…。というわけで調べてみました。
目次
ノンケミカル日焼け止め=「紫外線散乱剤」を使用した日焼け止め
はい、かんたんにいうと ↑ こういうことのようです。
詳しく説明していきますね。
日焼け止めの成分はおおざっぱに以下の2種類に分けられ、それの別名が「ノンケミカル」「ケミカル」と呼ばれているようです。
1 紫外線吸収剤=ケミカル
2 紫外線散乱剤=ノンケミカル二種類を混ぜている日焼け止めもあるのですが、紫外線散乱剤のみを使用しているものが一般的に「ノンケミカル日焼け止め」と言われているようですね。
ちなみに、ノンケミカル日焼け止めは英語では
ミネラルサンスクリーン(Mineral Sunscreen)
フィジカル(物理的)サンスクリーン(Physical Sunscreen)
などとも呼ばれていますが、これはノンケミカル日焼け止めがどうやって紫外線を防いでいるのかが分かれば納得の名前です。以下ではそれを見ていきましょう。
紫外線散乱剤はどうやって日焼けを防ぐの?
ノンケミカル日焼け止めの成分は、実は以下の3種類しかありません。
酸化チタン
酸化亜鉛
酸化セリウム
酸化セリウムは最近登場した成分なので、基本的にノンケミカル日焼け止めには酸化チタンと酸化亜鉛が配合されていることが多いです。
チタンと亜鉛…。
そう、両方とも金属なんですね。
それをいろいろ加工してパウダーにして日焼け止めにしているそうです。
金属はミネラルの一種ですから、そこから「ミネラルサンスクリーン」とも呼ばれているんですね。紫外線散乱剤は、その名の通り、肌に塗ると表面にバリアを作り、紫外線を反射させて肌を守ります。物理的なバリアとなるので「フィジカルサンスクリーン」と呼ばれているわけです。
では、もう片方の日焼け止め成分、「紫外線吸収剤」はどうやって紫外線を防いでいるの?
…と思いますよね。
紫外線吸収剤にはたくさん種類があるのですが、どれも基本的には化学的な仕組みを利用して、紫外線をいったん吸収して熱などに変換することで紫外線の肌への悪影響を防いでいるそうです。
最近ノンケミカル日焼け止めが増えてきた理由
以上のように、日焼け止め成分は2種類あるわけですが、最近「ノンケミカル日焼け止め」が増えてきたような気がしませんか?
これには2つの理由があるようです。
これまではケミカル日焼け止めが主流だったのですが、ケミカル日焼け止めの一部成分が血液に吸収されていることが分かったそうです。これが1つ目の理由。
とはいえ、健康被害が報告されているわけではなく、引き続きいろんな研究が行われているようです。
2つ目は、環境への配慮から。
ハワイ州など一部の自治体は、ケミカル日焼け止めの一部の成分を使用した日焼け止めの販売を禁止する法律を2021年から施行しています。
目的はサンゴなどの海の生物を保護するため。
参考:Center for Biological Diversity
以上2つの理由からコスメ業界では「ノンケミカル日焼け止め」へシフトする動きが出てきているんですね。
ノンケミカル日焼け止めのメリットとデメリット
そうなると気になるのが、「結局、どっちの日焼け止めがいいの?」ということですよね。自分に合うのはどちらなのか、判断するためにそれぞれのメリットとデメリットを見ていきましょう。
ノンケミカル日焼け止めのデメリット-白浮きする
ノンケミカル日焼け止めのデメリットは、白浮き。これに尽きます。
前述のように、ノンケミカル日焼け止めはパウダー状の金属で肌の表面にバリアを作っているわけで、どうしても白っぽくなりがち。
でも、最近ではいろんな技術を駆使し、白浮きしないものも出てきています。今後の技術進歩に期待したいですね。
ノンケミカル日焼け止めのメリット① 光劣化しにくい
ケミカル日焼け止めの紫外線吸収剤は、前述のように紫外線をいったん吸収して変換させます。そのため、時間が経つと効果が薄れ、塗り直しが必要になります。
メイクしていると、この塗り直しが大変ですよね…。
一方、ノンケミカル日焼け止めの紫外線散乱剤は紫外線を反射しているので劣化しにくいと言われています。
ノンケミカル日焼け止めのメリット②敏感肌にやさしい
ケミカル成分を使用している紫外線吸収剤の場合、紫外線を吸収して化学的に変換する際に熱が生じたりして肌に負担をかけてしまうことがあります。
一方、ノンケミカル日焼け止めは「反射しているだけ」なので、どちらかというと肌に優しいと言われています。
さいごに
以上、ノンケミカル日焼け止めについて調べてみました。
ノンケミカルの日焼け止めは、まだ数も少ないですし、これからどんどん開発が進んで種類も増えていきそうな楽しみな分野だと感じました。
個人的には、従来のケミカル日焼け止めでも特に肌トラブルはないので、普段は白浮きしにくいケミカル日焼け止めでいいかなと思っています。
ただ、環境のことなどを考えて、ビーチに行く時などはノンケミカル日焼け止めを使ってみようと思いました。
オオサカ堂では厳選した「ノンケミカル日焼け止め」を取り扱っています。ぜひチェックしてみてください!
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