地球温暖化を考えよう

この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。

最近、世界各地で、シンクホールと呼ばれる、地面が突然陥没する現象が多発しているようです。
ある日突然、地面に大きな穴が開いてしまい、車や家までも飲み込まれてしまうのだそうです。

実際に、フロリダでは、家の寝室の真下にシンクホールが発生し、寝ていた男性がそのまま行方不明になってしまった・・・なんて事も起きているそうです。
寝ている間に地中深くに落ちていくなんて、考えただけでも恐ろしいですよね。

世界各所で発生しているシンクホールですが、実は日本でも発生しているのだそうです。
ただ、市街地等、目だった場所での発生ではなく、人里離れた山林などでの発生のため、あまりニュースになっていないだけとか。

このシンクホール、発生する原因は諸説あるようで、まず１つが人間が地下を開発し過ぎたこと。地下鉄や地下道、地下の配管など、あまりに地中を掘り起こしたため、所々地盤が緩くなってしまいそのせいで発生する場合。

そしてもう1つは酸性雨が地下に浸食し、地盤を溶かし流されて地盤沈下して発生する場合があるそうです。

その中で、今、とても危機感があるのが、ロシアのシベリア周辺なのだそうです。
この地域は永久凍土の下に、メタンガスが含まれているそうですが、このまま温暖化が進み、酸性雨によって永久凍土の融解が進むと、メタンガスや炭化水素が大量に大気に放出されてしまい、より一層の温暖化が加速されてしまうことと、また、ガスが抜け
たことによる地盤の沈下が多発するのではないかと考えられているのだそうです。

侮れし、ゲップとオナラ

日本は、2050年までの長期目標として、60～80％の温室効果ガスの削減をする、と掲げています。温室効果ガスの主たる発生原因は化石燃料の燃焼、すなわち工業分野によるところが大きいわけですが、一方で驚いたのが、生物が排出する「ゲップ」と「オナラ」の影響。

反すう胃を持つ、羊、牛のゲップやオナラには大量のメタンガスを含んでいるのだそうで、例えばニュージーランドの場合、国全体の温室効果ガスの43%が、羊のオナラによるものなのだそうで、他にも、シロアリやゴキブリなどの昆虫のオナラにもメタンガスは含まれているそうです。これら昆虫のオナラは地球上で放出されるメタンガス総量の20%を占めるほどなのだそうです。

人類は、工業の分野によって、一番の環境汚染者になるわけですが、それ以外にも、英国の研究機関の調べによると、実は約3割の人のオナラにも、メタンガスが含まれているのだそうです。現在、全世界には、約72億人の人が生活をしていると言われています。

いくら72億人の人がいるから、とはいえ、人間のゲップやオナラが温暖化を加速させているか？と言えば甚だ疑問ではありますが、一方で人々が健康な身体を保つことで、過剰な冷暖房を使用しなくなったり、少し距離がある移動でも、徒歩や自転車で行ける
ようになったり、そういった側面的な部分では、温暖化の抑止、これ以上の環境汚染の抑止には繋がるのかも知れません。