おかげさまで周年
メーカー正規品保証 全国送料無料 最短3日でお届け 安心梱包 オオサカ堂スタッフブログ クレジットカード払い 銀行振り込みも対応

免疫老化:どうすれば防ぐことができるのか?

   

この記事を読むのに必要な時間は約 6 分です。

皆さん、こんにちは。オオサカ堂です。

新型コロナウイルスによって重症化する方の多くが

高齢者であるのはよく知られています。

年を重ねていくと、体力や視力、聴力などと同様に、

免疫機能も衰えていくため、感染症にかかりやすくなり、

重症化もしやすくなってしまいます。

老化それ自体を食い止める方法はありませんが、

ふだんの生活習慣を少し変えることで、

老年期にいたっても感染症にかかることなく、

ながく健康を維持することは可能です。

さて、加齢とともに衰えていく免疫機能を

いつまでも健康に維持する方法はあるのでしょうか。

今回のオオサカ堂スタッフブログは、

免疫系の老化を防ぐにはどうすればいいのかについてです(MNT)。

■運動

ヒトは年をとると体力が衰え、あまりカラダを動かさなくなり、

カラダを動かさなくなると、いっそう体力も衰えていきます。

定期的な身体活動がカラダに良いことは、誰もが知るところ。

免疫機能の健康維持にも絶大な影響を及ぼします。

65-85歳の健康な高齢男性61名を対象にした実験では、

(1)よく運動するグループ、
(2)少し運動するグループ、
(3)ほとんど運動しないグループ の三つに分けて、

インフルエンザのワクチンに対する反応を比較しました。

結果はというと、(1)と(2)のグループは(3)に比べて、

より多くの抗体を作り出すことができました。

抗体をより多く作り出せるということは、

それだけ感染症に対して強いということを意味しています。

さらに注目すべきは、(1)のグループはワクチン接種前から、

ある種のインフルエンザ株に対して、抗体の血清濃度が高いことが判明。

運動を習慣とすることで健全な免疫機能を保持できる

という可能性が示唆されています。

■食生活

超高齢化社会といわれる日本でも、

「サルコペニア」、「フレイル」などの言葉を聞くようになりました。

加齢によって生じる、筋肉量の減少サルコペニア

心身の老い衰え(衰弱)フレイルと呼びます。

一般に「筋肉」と呼ばれるのは「骨格筋」のことですが、

この骨格筋は、抗炎症および免疫機能の保持という働きをもつ、

「ミオカイン」と呼ばれるたんぱく質を生成しています。

なので筋肉量が十分あれば、ミオカインも十分なので炎症が抑えられ、

逆に筋肉量が少なくなれば、そのぶんミオカインが減り、

炎症作用が慢性化してしまいます。これにより、

筋肉量の減少がさらに加速するという悪循環になります。

もちろん免疫機能も低下します。

どうすればよいのでしょうか。食生活の見直しが大切です。

老いてフレイルな方の炎症マーカーの値は高く、

炎症の進行とフレイルには密接な関係があると考えられています。

カラダが炎に炙られてボロボロになるイメージ?でしょうか。

よってサルコペニアやフレイルのリスクを減じる食事となると、

抗炎症作用をもつ食材を選ぶことがポイント。たとえば、

ビタミンDや多価不飽和脂肪酸を含む食事やサプリなどです。

巷で流行の、いわゆる地中海式ダイエットをする人々は、

老年期にあっても、筋肉量が減らない、歩行が遅くならない、

疲労しにくいなど、「フレイル」になることがあまりないそうです。

多量のフルーツや葉野菜、オリーブオイル、

適量の魚や鶏肉、乳製品、少量の赤肉や糖分を特徴とする

地中海式ダイエットは、肥満や心疾患、2型糖尿病、がんなどの

リスクを軽減すると言われています。

日本人にとっては、和食が適切な食生活と言えるでしょう。

■体重管理

筋肉が炎症を抑えることを先述しましたが、

脂肪(組織)にはその逆の作用、炎症を進行させる作用があります。

年をとると、皮下脂肪と内臓脂肪が増えて太りやすくなりますが、

増えた脂肪は、「インフラメイジング*」を引き起こします。

*インフラメーション(炎症)とエイジング(老化)を組み合わせた造語

炎症を引き起こすタンパク質であるサイトカインIL-6は血中で、

その約30%が脂肪組織に由来しています。

なので、太りすぎ、肥満になると、増えた脂肪によって、

炎症が慢性化し、抗体を作り出す力が弱くなり、

ひいては免疫機能が低下します。

要するに、運動&食生活の見直しによって、

筋肉量を保持しつつ体重を管理することは、

全身の血中の炎症レベルを下げることになり、

免疫老化を防ぐことにつながるというわけです。

以上、本日のオオサカ堂スタッフブログは、

免疫老化を防ぐにはどうすればいいのかについてでした。

 - マメ知識 , ,

  関連記事

感染力7割増し?!変異株コロナに備えて改めて見直したいコロナ対策3つ!

この記事を読むのに必要な時間は約 6 分です。 みなさまこんにちは、オオサカ堂です。 イギリスで3回目のロックダウンが始まったとのニュース…。しかも、今度のコロナウイルスは感染力が7割増しだとか…。 …

口の中の妙な味と匂いの正体とは!?

この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。 あけましておめでとうございます!2022年もひとりバーベキューを追求していきたいオオサカ堂スタッフPです。今年もどうぞよろしくお願いたします~。 ところ …

ワルファリン×ハーブティはNG!?「飲み合わせ」には気を付けて

この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。 目次 ワルファリン×カモミール、ビタミンK 降圧剤×グレープフルーツ、セサミン 免疫抑制剤、強心剤、気管支拡張剤×セントジョーンズワート 糖尿病治療薬× …

地中海、ダッシュ、フレキシタリアン~2022年の「最も健康的な食事法」とは

この記事を読むのに必要な時間は約 6 分です。 この記事の目次: 知名度低い? トップ3の食事法 痩せるためだけの食事法ではない トップ3の食事法って何を食べるの? まとめ こんにちは! オオサカ堂で …

検証!「コラーゲンは飲んでも意味ない」説は本当か!?

この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。 こんにちは!最近、美容ネタには敏感なオオサカ堂スタッフです。 今回はタイトルにもある通り、コラーゲンを経口的に摂取するのは美容に効果的かどうかを調べてい …

漢方で夏の疲れを溜めない!香港の老舗漢方薬局【位元堂】の商品をご紹介♪

放っておくと大変な「新型栄養失調」とは??