2022/02/16
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本日のテーマは「ホメオパシー(Homeopathy)」です。
オオサカ堂で「ホメオパシー」で検索いただきますと、
とてもたくさんのホメオパシー関連商品をご覧いただけます。
数多くのホメオパシーに関する商品を取り扱っていながら、
これについて何ら言及がないのも良くないと考え、今回のテーマとしました。
■ホメオパシーとは?
まずホメオパシーって何?
という方がいらっしゃるかと思われますが、
これまた説明するのがとっても難しいのです…(大汗)。
・「同じようなものが、同じようなものを治す」
・「症状を起こすものは、その症状を取り去るものになる」 ⇒ 「同種の法則」
・「症状を起こすもの天文学的に薄め活性化(希釈振盪)して使うことで、症状だけを取り去る」
う~ん。これだけだと何のことやら…ですね。
ただ中国の薬膳にも「同物同治(どうぶつどうち)」という言葉があるそうで、
まだ科学的によく解明されていない普遍的な何かがあるのかも知れません…。
ところで、
大変申し訳ございません。 m(_ _”m)ペコリ
字数の関係もございますので、
詳しくは「日本ホメオパシー医学協会」や「日本ホメオパシー振興会」を、
ご参考いただけますようお願い申し上げます。
さて本日は、このホメオパシー療法の是非に関する議論を紹介いたします。
Medical News Todayの最新ニュースです。
■ホメオパシーは非科学的?
舞台はイギリス。登場人物は2名です。
一人は王立ロンドン病院のピーター・フィッシャー医師(ホメオパシー肯定派)、
もう一人はエクスター大学のエドザード・エルンスト博士(ホメオパシー否定派)です。
否定派のエルンスト博士は、ランダム化比較試験による研究のほとんどが
「ホメオパシーに効果があることを示せていない」とし、
「効果があるとする結論のレビューは方法論的に欠陥がある」と断じています。
これに対して、肯定派のフィッシャー医師は、
「ホメオパシー療法が効かない病気が一つあるからといって、
別の病気にも効かないとは限らない」と反論。
エルンスト博士は、「ホメオパシーの根拠は、科学の常識からすればトンデモ理論にすぎない。
私たちの自然法則に関する理解に基づけば、ホメオパシーに合理的説明を与えることはできない」
と、あくまでも否定。
また通常の効果ある治療がホメオパシー療法に代替される危険性を指摘し、
誤った方法による死亡例もあったことを挙げています。
■ホメオパシーは安全で低コスト
一方、フィッシャー医師は、通常の治療をすべてホメオパシーで代替させる必要はないとし、
「まずホメオパシーでよく言われる嘘っぽさに関する偏見を捨てるべき」で、
「ホメオパシーは通常の治療と組み合わせれば、患者に対して安全であり、また人気もある。
コストもあまりかからず、症状を好転させている。
抗菌剤のような潜在的に有害である医薬品の使用を減らすことができる」と述べています。
否定派のエルンスト博士は、欧州で年間10億ユーロ(約1351億円)もの資金が
ホメオパシー療法に費やされていることを疑問視し、
「もっと有効な使い道があるはず。ホメオパシーの原理は合理的な説明がつかない。
メリットはデメリットを上回らない。機会費用が大きすぎる。
医療専門家がホメオパシーを推奨することは非合理的で、反倫理的ですらある」
という考え方です。
肯定派のフィッシャー医師は、ホメオパシーに好意的なレビューを挙げて、
「その中にはスイス連邦政府に委託された健康技術評価も含まれている」とし、
「ホメオパシーはウイルス性上気道感染やいくつかのアレルギーに対して効果的であると、
高い確実性をもって言える。
また通常の治療結果とホメオパシーを実践に取り入れた治療結果を比較すると、
ホメオパシーを取り入れた治療の方が、抗生物質のような有害な医薬品を使う頻度を
減らすことができる」と述べています。
■オオサカ堂のホメオパシー関連商品
う~ん、う~ん。
専門家の間でも諸説紛々といった様子です。
この世界には未だ科学的に解明されていない事象もたくさんあります。
別に急いで結論を出す必要もないでしょう。
実際に効果があるとするホメオパシー療法の臨床例もたくさんあります。
オオサカ堂では比較的たくさんのホメオパシー商品を扱っておりますので、
また機会があれば、ブログで取り上げたいと考えております。
リバーは、肝臓。「同物同治」の考えに基づきます。
お酒好きには格好のサプリメントかも。
皆さまも、ご自身の健康のサポートとして、
賢明なるご判断にてホメオパシー関連商品をご利用くださいますよう、
お願い申し上げる次第でございます。
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